記事一覧

ピンクの紫陽花

台所で洗い物をしていると、型硝子と言うんだろうか、表面のぼこぼこしたスリ硝子越しにポワンとピンクのボールのようなものがいくつも浮かんでいる。
あ、紫陽花、咲いたんだ・・・

ファイル 60-1.jpg

27日の放送を聴いた。
「アゲイン」の話はうれしい。
だから「未完」だったんだ。

急遽アルバムに入れてくれたことに感謝しなければ。武部さんにも、鳥山さんにも。アルバム「AGAIN」にこの歌がなかぅたら、全く違ったものになっていたことでしょう。
LIVE・・・ん?拓郎はLIVE16と言っていたような気がするけれど、14だよね・・・そのLIVEも。
全ての光がこの歌に集まっていたのだもの。
またツアーで聴けるなら、うれしくて泣きそうだわ。
拓ちゃん、今から「感極まって」なんて言わないで。今から感動させないで。行かれなかったらどうするのよ^^

20日の放送は逃してしまった。タイムフリーの一週間は過ぎてしまったし、Radikool録音できていなかったんだもの。昔だったら、誰かに聴かせてもらったのにな。今は、そうしてまで聴かなくてもいいや、と、あっさり。
アルバムも夏に発売になる。もっと喜びなさいよ←自分。

ラジオを忘れたのは、
①エチケットミラーなるものを、せっせと作っていた。

②頼まれて、カセットの音源をデジタルに取り込んでCDにしていた。体操用の音楽^0^

中古で買った古いラジカセが、アナログをSDやUSBに録音できて、たまに役に立つんです。拓郎のカセットをCDにするつもりでいたんだけど、カセットで聴かないものは、PCやCDでも聴かないことが判明。それに、もうそういうものなくてもいい。
今度のアルバムのおまけに付くというデモテープに、狂喜乱舞しないのは、私くらいなものかも。


ファイル 60-3.jpg
エチケットミラー(爪楊枝入れ)というのは、こういうの。4cm×7.5cmくらいの大きさで、よくお土産物に売っているでしょう。生地を今風にすると案外可愛い。教室で教わったのでなく、自分でレシピ起こした。鏡はネットで探して、送料の方が高くつくので、友達に持ちかけて、たくさん買って折半することにした。
別に売り物にするんじゃないんだけど、ハギレで作るのが面白くて止まらない。
ファイル 60-4.jpg

いつもいつも 同じ。

今度はカルトナージュ

あ、そうだ、拓郎のラジオを聴かなきゃ、また新しい回が始まってしまう。土曜日の夜に慌てて聴く。先週もそうだった^^;
刺繍は、小休憩。先週も今週もカルトナージュです。
カッターとボール紙とボンドと。手芸というより工作に近いから、あまり聴きながらには向いていないけど。

友人が、いつも折り紙の入った箱を持ち歩いているのですね。5センチ四方くらいの小さな折り紙とピンセットや竹串。それで、小指の先よりも小さな鶴や亀を折って、絵や文字の形に貼り付けてゆく。
この前、その箱を見たらボロボロで、ガムテープで補強してある。
箱、作ってあげようか・・・いつものお節介。

ファイル 59-1.jpg
ファイル 59-2.jpg
一応、希望のサイズは聞いたのだけど。
ピンセットや竹串、テープなどを入れるように上に段をつけた。


ファイル 59-3.jpg

こちらは先週作った小さめポーチ。横12cmくらい。
初夏の陽射しには、こういう生地を選んでしまう。

   **********

母の日と父の日とか、あらかじめテーマを決めて話すようなのは、台本があるような雰囲気で、少しつまらない。
洋楽、ビリージョエルくらいは知っているけどさ。リクエストもフェバリットソングも、洋楽なんですね。私の耳も心も吸収力ないんだわ。簡単に言えば、私は鈍い、わからない、ということ。

「僕の道」、あれ?これ、すでにリミックスしてる?

「僕の道」は、今、拓郎自身のの好きな歌ベスト3に入るのですって。
私は、正直、あんまり・・・T_T
だって、色っぽくないんですもの。最後の♪行くんだよー が直線的というか、子供っぽいというか・・・わけわからんちゃm(_ _)m
同じ「道」なら、「家へ帰ろう」の方が好きだなぁ。
この道を真っ直ぐ・・・道は結局曲がっているのだけど、拳を握り締めて、まっすぐ帰る・・・

拓郎の住むマンションあたりは、やたら防犯カメラなんですよね。歩いていると、監視されているみたいだった。
なんだ、やっぱり引っ越してないじゃん、と、2,3年前の話題の結論を今更確認。

そう、東京は坂が多いんです。
だから、東京は「履き倒れ」なんですよ。
大阪=食い倒れ 京都=着倒れ
仙台坂・・・私達、わざわざ麻布十番まで行ったみたりしたんだから、ハワラプ、忘れないでね。
神楽坂、乃木坂・・・「魚藍坂」は忘れたの?

刺繍な毎日

簡単な手術であったし、経過も順調。どうということはないけれど、首に負担がかかるようなことはいけない、美容院も歯医者も一ヶ月くらいは避けた方が、自転車も左右の確認がきちんと取れるまでは・・・あれこれ注意事項があると、なるべく家で静かにしていよう、一番静かな刺繍でも、ということになる。
2年以上も前に取り掛かったものの、放り出してあった「母と娘」(私が勝手に題をつけた)のクロスステッチを再開することにする。

ファイル 58-1.jpg

1センチに6.5目、ちょっと細かい。色は38色くらい。スカートの部分は、かすかに色の違う紺を延々・・・少し飽きていたのよね。始めてみれば面白いんだけど。

クロスステッチというのは図案を写さないでしょ。何もない生地に刺して行くと模様が浮かんでくる。左右上下に刺して行ったものがピタッと合った時の快感。
逆に、どこかで一目でも間違うと、合わなくなって、問題の箇所を探りあて、ほどく羽目になってしまうのだけど。刺繍をほどく、って、刺すより手間がかかる。こんなふうに細かいと、ほどく糸がすっと出てこない。

生地も糸も傷むしね。傷んだ糸は取り替えればいいけど、生地はそうはいかない。だから私は鉛筆で印をつけながら進めていくのだけど、それでもなぜか、あれ?ここ間違っている、ということが、たまにある。
誤魔化すこともあるけれど、こんなふうに大きな図案だと、どこにまた影響するかわからないので、なるべく図案どおりに。
同じ糸で効率よく刺してゆくには、一筆書きのように進めるには・・・図案とにらめっこしてから、次に進む。なぜか、こういうこと、好きみたい。

図案だけ買って、寸法割り出し、布を選び、図案をコピーして色分けしたものから、目数を数え・・・大雑把に色の面積でこのくらいかな、と・・必要な糸の本数を割り出す。有難いことに、500とか1200とか目数入れると必要な刺繍糸の束数を出してくれるサイトがあった。
そんなふうに材料揃えたので、ちょっと愛着もある。飽きた、なんて言わずに、仕上げないとね。
他にも仕上がりを待っている物がいくつもある^^;


刺繍をしながら拓郎のラジオを聴いた。4月22日放送分だ。「至福」というなら、まさにその時。
こんなふうに幸せなひと時を、私は、なぜか、避けていたんだよね。拓郎が一人で語り、好きな曲をかけてくれて・・・そういう番組、ずっと待っていたのに、何が気に入らなかったんだろう。

理由はわかっているんだ。一言で言えば「嫉妬」かな^^
余計なことは考えない。余分なものは切り捨てよう。私がその時、いいと思ったことだけ気持ちに残しておけばいい。ハワイ、拓郎が嬉しそうならいいじゃない。ハワイに思うあれこれ、嫌だったことなんて、どうでもいい。
「メールを待っています」・・・誰が投稿しよと、読まれようと、いいじゃんね。みんなが楽しそうに参加しようと、私がそこから外れていようと、刺繍をしながら拓郎の声を聴く、それで十分。私はこれからも投稿しないだろうし・・・ラジオ主催の小さなライブがあるなら、行きたいけどさ。


「季節の花」に移ったり引用したりしたフレーズもあるというテープをかけてくれていた。
「午前中に・・・」発売当初から、私が一番に「好きだ!」と思っていた「季節の花」。どこかどう繋がるのか、私には一度聴いただけでは、よくわからないけれど、90年?随分前なんだね、拓郎がこういう曲を書いていたことがうれしい。
イラクがクウェート・・・なのにうちの奥さんは寝ている・・・設定が「白い一日」じゃん、と突っ込みたくなったけど。

「季節の花」の最初にヘリコプターが出てくるでしょう。ヘリコプターって、何か平和な日常を打ち破る不穏な雰囲気あるんだよね。例えば、森田芳光監督の映画「家族ゲーム」のように。暗示的な。
もしかしたら、クゥエート繋がりかな、なんて思っちゃった。
「季節の花」の前奏は、私には、少し怖いの・・・。

  また雨が降り また風が吹き
  またウソをつき また夢を見る
  ・・・
  また背伸びして また立ち止まり
  またほほえんで また口ずさむ
  ・・・

口笛を吹きながら小雨の中を歩き出すようなここが勿論好きなんだけど、少し暗い、問題ありげなような初めの演奏も好きなんだ。


で、突然、思いは「06つま恋」に飛ぶ。
あの時、ヘリコプーターが飛んでいたよね。「あ!ヘリコプターだ!」みんなで真っ青な空を眩しく見上げたっけ。
どこまでも青く、どこまでも明るい空に浮かぶヘリコプターは、なんだか嬉しかったよね、誇らしかったよね。私たちは大きな歴史の中にいるんだ。これから行われる大きなイベントの参加者=当事者なんだ、って。
見ていてね。いっぱいニュースで取り上げてね・・・幸せの象徴のようなヘリコプターもあるのでした。

こんなことばかり思っているから、肝心の拓郎のギターの上手さとか、ボーカルの素敵さ、忘れてしまっている^^;

一時間、あっという間だった。
拓郎を聴いてると、昔は手が止まってしまったものだけど、そんなこともなく、刺繍ははかどり、サラサラと放送聴いた。番組が終わって、訪れる静寂に、なぜかホッとする。寂しいのでなく、ホッ。
休憩に下に降りてゆき、テレビをつけて、コーヒーを飲み、お菓子を一つ。
さー、もう少し刺繍しようかな。また部屋に戻る。29日の放送も聴こうか。

コンサートの終わりに「夏の日の恋」がかかるようになったのは、いつの頃からだったんだろう。あれがかかると、帰らなきゃ、と思う。じっくり聴くなんてことできないよ。「客出し」だもの、座って聞いていようものなら、叱られそう。
急いで席を立ち、後ろ髪を引かれつつ、速走で会場を後にする。
「06つま恋」でも、「夏の日の恋」をかけたかった・・・わかるのだけど、吉田拓郎とかぐや姫のコンサートだったんだもの、仕方ないじゃん、と思ってしまう。拓郎の思い描くものとは違ってしまった部分もあるかもしれないけど、いいコンサートだったもの。
いつかまた野外で、「夏の日の恋」を聴く日が来るのかどうかはわからないけど、夢として待っていよう。

ビリーヴォーン・オーケストラ、単純に懐かしい!
子供の頃、家に、幌馬車の置物があったのね。木彫りで、幌の部分は革みたいな布だったかな。狭いリビングに作られていたインチキ暖炉。周りはタイル張りで、くり抜かれた中にはガスストーブが入っていた。上は飾り物を置く台になっていて、お人形とか、その幌馬車とか。母のことだからそのうち雑誌だの、頂き物のお菓子だの置くようになってしまうんだけど。
その幌馬車は、オルゴールになっていて、曲は「峠の幌馬車」・・ではなかったっけ。話、出来過ぎか。
「星を求めて」も、なんだか懐かしい。インストが流行っていた、という拓郎の話はよくわかる。少し後の時代だけど、ポールモーリアなんか、ヒットチャート賑わしていて、よく聴いた。


まー、こうやって聴けばいいんじゃない?
思うこと。「聴く前に読むのはやめよう!」

デモテープは、嬉しいのかもしれないけど、私は、そんなに欲しくない。終活みたいなこと、望んでいない。くれるなら、血気盛んだった頃に欲しかったなぁ。

これを、どこに書こうか迷ったけど、メインは刺繍だもの、こっちにした。
刺繍をし過ぎると、目も肩も疲れて、吐き気がする時ある。そこまでやらなくても、と思うけど、「やめられない、止まらない」
明日は、久しぶりの体操サークルだ。

2018.3.17「SONGS&FRIENDS」武蔵野の森総合スポーツプラザ(2)

月曜日、朝のテレビ番組では、何局かこの日のライブを取り上げていました。
「豪華共演!」「有名アーティスト達が名曲をカバー」「ユーミン&陽水 初コラボ!」・・・ティン・パン・アレーによるアルバム「ひこうき雲」の再現、という切り口での紹介はなかったような。

ティン・パン・アレー、ティン・パン・アレーと偉そうに書きますが、実は、私、よく知らないんですT_T
勿論、後から仕入れた情報で、細野晴臣、林立夫、鈴木茂、松任谷正隆からなる音楽バンドであること、最初はキャラメルママだったこと、もう少し音楽活動を広げていこうと「ティン・パン・アレー」に名称を変更したことくらいは知っています。
だけど、どうしてこのメンバーになったのかは知らないし、これがティン・パン・アレーの音だ!というようなことは皆目・・・ だから、この日の演奏も、さすがだ!というような感想は持てない。
ただ、わっ、よく集まったなぁ、みんな髪白い!けど、懐かしのバンドのようなヨボヨボさは全くない、みんな若くて素敵!と思ったこと、拓郎のアルバムで言うと「ローリング30」なんか思い出してしまうことくらい。


司会の中井美穂さんが「あえて、こう呼びましょう。荒井由実!」とコールします。
一曲目は12.「ベルベットイースター」ですね。
ユーミンがピアノを弾いている。
あぁ、きっとこんなふうに弾き語りながら曲を作っていたんだな、と思う。

白いパンツスーツに白いハット、男装の麗人みたいです。かっこいい。
「昔の名前で出ています」・・会場、どっと笑います。

次にお送りするのは、ひこうき雲の中で最初に出来た、14歳(と言ったっけ?)の時に作った歌です。
13.「そのまま」
バックスクリーンに昔のユーミンの写真が、次々と映されます・・・こういうのって、じーーんと来ますよね。時の流れには弱い年寄りです。
「アルバムの前にシングルで発売されたけど、300枚しか売れませんでした」これが、かまやつさんプロデュースの一枚目のシングルかな。
「だけど、今は30万円もしてるんですぅ」会場わっ!・・・お隣の友人が「持ってる!」とつぶやく。さすが。

14.「返事はいらない」

なんのMCの時だったか、昔、調律も出来ていないようなアップライトピアノで歌を作っていた。揺れるような霞むようなはっきりしない音のような話をしていた。だから、今日は敢えて自分で弾いているのでしょう。
実家での光景を思い出すとき、浮かぶのは「霧」、近くの神社の大きな池が、いつもモヤが立ちこめるようにけぶっていた。
後に、このアルバムを収録したスタジオは、海のそばの倉庫みたいなところで、やっぱり、いつも海からの霧が立ち込めてた。
「ひこうき雲」というのは、そういう霧の中に浮かぶような捕まえどころのない世界を表しているのかもしれない。

(このあたりの言葉がとても印象的で、ここ書こう、と思っていたんです。でも熱で3日寝てたら、はっきり思い出せなくて、こんなような、というあやふやなことしか書けなくなってましたm(_ _)m
ニュアンスだけでも伝われば、と思うのですが)

初めてのライブで、うまく行かず、悔しくてステージで泣いてしまった、という話もどこかでしてました。

鈴木茂さんと松任谷正隆さんの掛け合い、いいな・・・
私は、やっぱり、鈴木茂さんのギター拓郎のステージで聴きたいし、いつかまた松任谷さんにプロデュースしてほしいなぁ、と思う。

「これから始まる曲、誰のアレンジだかわかりますかぁ~」 茶目っ気たっぷりにユーミンが話します。
えっ!まだ誰か出るの?シークレットゲスト?・・・誰だろう・・・考えたってわからない。
「もったいぶるのはよしましょう。井上陽水!」
ワーッ!軽く口ずさむ感じで陽水さん登場です。
「つま恋」のときの中島みゆきさんと、どっちが衝撃だろう、と言ったら、私には、みゆきさんですけどね^^

曲名、わからなかったです。
朝の番組で15.「空と海の輝きに向けて」と字幕が出たので、あ、そうか。
途中で、ユーミンはピアノから立ち上がり、陽水さんとデュエットでした。最後には大きなハグ。
陽水さん来てくれてありがとう。うれしかったです。

そして・・・16.「ひこうき雲」
バックスクリーンにアルバムジャケットが映ります。
ユーミンは、顔も崩れんばかりに歌ってた・・・こんな表現ごめんなさい。すごいな、と思ったの。
静かな、ひっそりとした歌なのに、凄まじく、体中で歌って、立ち込める霧の中から、でも、そっと手渡すように・・・

メンバー紹介です。
ドラム林立夫、ベース細野晴臣、ギター鈴木茂、キーボード松任谷正隆、アディショナルキーボード武部聡志。

これが最後の演奏になるかもしれない。場内を笑わせます。
この中の誰が欠けても成立しないバンドだから。
細野さん以外は、みなさん、まだ60歳代なんですよね。なんだ、まだ若いじゃん。どうぞ、皆様、お体に気をつけていつまでもご活躍下さい。

ユーミン「武部さん、もう少し遊んでもいいですか」「もちろん!」
アンコールというか、第3部というか。ノリノリのコーナーが始まります。

17.「リフレインが叫んでいる」
ユーミンが歌い始め、JUJUも登場。

18.「時をかける少女」
原田知世さんも加わって3人になります。
♪とーきーをかける少女~のところで、原田知世さんを手で指すユーミン。そうだ、「時をかける少女」は原田知世だった。

19.曲名わからないよー。ユーミンと横山剣さん。

20.中央フリーウェイ
久保田利伸さんが加わると、華やかになりますね。

21.恋のスーパーパラシューター
全員で賑やかに歌い上げます。

ステージ中央で、全員で手をつなぎ一礼するというのは、拓郎もするけれど、いつから始まったんだろう・・・
拓郎、昔もやってました?瀬尾さんの時もしてましたっけ?

アンコール。
ユーミンと武部さん登場。
武部さんのピアノが始まり、「やさしさに包まれたなら」
「ありがとうございました。」

カーテンコール。
もう客電もつき始めているのに?普通なら諦めて帰るところ、「でも、ユーミンは出てくることがあるの」お隣はおっしゃいます。
・・・あ、もう疲れきったユーミンが振り絞ってという感じで、武部さんの肩を借りながらステージに出てきれくれます。
そして、お礼を言ってくれる。歌わなくても、姿を見せて、もう一度お礼を言う。
ユーミンは細やかだねぇ。


どこでの会話だったか、「SONGS&FRIENDS」の一枚目は「ひこうき雲」、武部さん2枚目は?
陽水さんの「氷の世界」なんかやってみたいですねー。(そうね、陽水さん、登場したし・・・)
そしたら、ユーミンが、武部さんはお付き合いも広いから、吉田拓郎・・・拓郎なんかどう?って。
私は思わず(そっと)拍手。

帰り道、友人と話します。
拓郎だったら、何のアルバムかなぁ・・・私は「LIVE'73」をあげてみたりするけど、友人は、さらりと 最初の「青春の詩」じゃないの。
そか、「青春の歌」か。私は、このアルバム忘れてるかも。ファーストアルバムに込められているその人自身のもの。今の拓郎はこのアルバムを再現することにうんと言わないような気もするけど、
今最も信頼しているという武部さんと鳥山さんに委ねるなら、新しいものを引き出せるようで、OKするかな。
拓郎が、ラジオで、ふと漏らした「イベント」という言葉と重なって、勝手に期待を膨らませる。

次は、陽水さんの「氷の世界」で決まりかと思ったけど、今日ゲストで参加もしていたし。
考えてみれば、数年前に、陽水さんは新しいアレンジで「氷の世界」を全曲通して演奏、歌う、というツアーをやっていて、私はそれに行っている。
府中だったか、機材席開放につき追加発売、先着順、というメールを「ぴあ」からもらって、即申し込んだら買えたのだった。
私が「LIVE'73」を貸したとき、後に夫となるTさんが、お返しにと貸してくれたのが「氷の世界」だったんだよね。想い出いっぱいで客席でワンワン泣いたのでした。
同じことするより、初めての拓郎よね、なんて、勝手に決める^0^

あの時、ユーミンは、なんで拓郎の名前を出したんだろう。客席に拓郎ファンがいるのを察して?ふふ。
実現したらうれしいなぁ。こんな広い体育館で、一万人が拓郎聴くの・・・


この日、大好きになったのは、やっぱり「雨の街を」。
今も、私を包む♪夜明けの雨ミルク色・・・ 誰か優しく私の肩を抱いてくれたら・・・
こんな、そっと心を訪ねてくるような可愛い歌が、案外好きなんだ。

2018.3.17「SONGS&FRIENDS」武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市)

「SONGS&FRIENDS」とは?
公式サイトから丸々コピーさせて頂くと、

武部聡志がプロデュースする一夜限りのコンサート「SONGS&FRIENDS」。
今も愛し続けられる数々の音楽の“名盤”“名作”。それはまさに「100年後も聴き続けてほしいアルバム」。
その音楽の“遺伝子”を受け継ぐ様々なアーティストたちが、舞台に設けられた武部のリビングルームステージに代わる代わる登場し、世代も時代もこえて、それぞれの解釈でアルバムを1曲目から全て再現するプレミアムコンサートです。
第1回目は、1973年の発売から45周年を迎える荒井由実の1stアルバム「ひこうき雲」。
・・・だそうです。

いつもながら、正確なレポートではない、こんなふうなコンサートに行った、という話です。
5月13日にはWOWOWで放送されますので、それまで内容を知りたくない方は、パスして下さいね。

会場の「武蔵野の森総合スポーツプラザ」というのは、味の素スタジアムの隣に昨年出来たばかりの新しい東京都の施設なのですね。
東京五輪に向けて建てられたそうで、駅も、あたりの雰囲気も、以前、味の素スタジアムにJリーグ観戦に行った時のイメージとは違う。
道路の拡張工事も行われていて、広々と綺麗になっている。外食チェーン店も何軒か。オリンピックの威力はすごいなぁ、、
60年代、街の変わっていく様子に、あれあれと、子供心に驚いていたのを思い出します。

一万人収容出来るという会場は、ぎっしり満員。
機材席を開放して、追加席を設けたくらいの人気です。チケット安くないのにねT_T
恵まれたアリーナ席だったのだけど、後ろを振り返り、拓ちゃんだったら、ああいうスタンド席の真後ろ、ど真ん中もいいなぁ、と思う。
誰にも遠慮することなく、突っ立って、遠くから会場全体を眺めていたいな・・・勿論、別の日に最前列中央なんて座れたら最高だけど^0^


中井美穂さんだ!司会に登場した中井美穂さん、婚のドレスを着て、少しふっくらしてました。武部さんが登場して、今回のライブの狙いを話します。
武部さんは、案外喋るんですよね。拓郎のコンサートでは、ひたすらピアノを弾く寡黙な人、と思っていたけど。

トップバッターは、原田知世さん。
ピンクのドレスに、左右の髪飾り、頬を赤く染めて、可愛い^^
1.「雨の街を」
実は、「ひこうき雲」というアルバム、リアルタイムには知らないのです。
最近になって、数回聴いたけど、まだ曲と曲名が一致しない。
ただ、これを書こうと思ったとき、♪夜明けの雨はクリーム色・・・誰か優しく肩を抱いてくれたら・・・
とぎれとぎれに、知世さんの歌声が浮かぶんです。
綺麗な声でした。いい歌だなぁ・・・で、アルバム「ひこうき雲」を聴きながら書いて、「雨の街を」だと確認する。
ほかの曲も、そんな感じに書いてます。

2.2曲目は「タンデライオン~遅咲きのタンポポ~」 
これは、すぐにわかりました。全て「ひこうき雲」からというわけじゃないんですね。2曲目は、ユーミンの歌から自分が好きなのを選曲する。
なぜか聴いていると涙が出そうになる。

「次は、ユーミン一押しのYONCE(ヨンス)さんです」さっと紹介して、次に引き継ぐ。
今、人気のバンド「Suchmos」のボーカルらしいです

3.「返事はいらない」
MC「母親のお腹にいるときから、ユーミン聴いていた。今、このステージに立っているのも母親のおかげです」

4.「Hello,my friend」
なんで涙が出るんでしょう。特に思い入れのある歌とうわけじゃないのに。ユーミンファンというわけでもないのに。
私のこれまでのどこかにユーミンの歌があったのかなぁ・・・♪ハローマイフレンド 君に恋した夏があったね~ さみしくてさみしくて・・
年のせいか、涙もろくなってる。

正直、家入レオさんのメンバー入りはよくわからなかった。だけど、
5.「紙ヒーコーキ」 若い歌声ととってもよく合っていた。

武部さんが質問します。ファーストアルバム、今、自分で聴いてどう思う?
家入レオさんも10代で自分で書いたアルバム出しているんですよね。「ファーストアルバムは、二度と出せないアルバムだから」
若いレオちゃんが歌うということで、初めての感じのアレンジをしてみた(武部さん)、何の歌なんだろう・・・あ、これか!
6.「卒業写真」
確かに新鮮に聴こえました。若い子というイメージだぅた家入レオさんも、もう23,4なのだけど。

次は、横山剣さんです。
7.「ベルベットイースター」 次は8.「雨のステイション」

JUJUが登場して
9.「きつと言える」 JUJUらしい選曲。
歌は上手いのかもしれないけど、JUJUが歌うユーミンは、あまり新鮮味がないのm(_ _)m

10.「曇り空」
途中から久保田利伸が入り、俄然盛り上がる。久保田利伸さんは人気ありますね。
次は 11.「雨の街を」
そこに原田知世さんも加わり、一緒に歌う。楽しそう。
この「雨の街」は歌いたい人が重なってしまい、それなら、いっそサンドイッチのように歌ったら、ということになった、という武部さんの解説。
あぁ、そうなんだ。
久保田利伸さんが歌うと、違う歌みたい。とっても良かったけど、2曲とも一人で歌っていないのが、少し残念。
それこそ「ひこうき雲」なんか、久保田さんが一人で歌ったら、どんな感じになるんだろう。

カーテンがいったん降りて、椅子に座った中井美穂さんと武部さんとの対談のようになります。

お待ちかね、ティン・パン・アレーだ!

       (後半に続く)

お通夜に行った

お通夜に行ってきた。弟のお嫁さんのお父さん。
たまたま先日、弟と会って、お嫁さんのクミちゃん交えて、思い出話に花を咲かせていた。その三日後の訃報。不思議なもので、人はそんなふうに、間際に思い出を引っ張り出してゆく。

子供たちが小さかった頃、姉の子も混じえて、鎌倉の家に呼んで頂いたことがある。腰越の海で遊び、夕方のバーベキューと、スイカ、花火。絵に描いたような夏休みのひと時だった。
結婚したばかりの娘の連れ合いの姉たち。「よろしく頼みます」というお気持ちもあったのでしょう。丁寧にもてなして下さった。
小さい子が騒ぐのにも嫌な顔一つせず、優しく歓待してくださるお父様だった。お休みだった広い工場で、かくれんぼをして遊ばせてもらったこと、子供たちは覚えているかしら?

クミちゃんは、身長170センチもあるスラリとした美人さんだ。今時は、170センチも珍しくないけれど、あの頃、チビ揃いの母達には、ため息が出るほどだったのよね。結婚式、文金高島田、弟も小柄の方ではないけれど、頭を越してしまうほどの高さになってしまって、「綺麗!」という声より「大きいね」という声のほうが多いようだったのは、可哀想だったな。

披露宴で、お兄さんが「妹に捧げる歌」というのを作り、弟さんのギターで歌うのは、感動もので拍手喝采だった。
新郎側としても何かしなくては・・・我が実家には、そんな芸達者などいない。で、急遽白羽の矢が立ったのが、私の夫だった。
一応社会人だもの、断って場を白けさせるようなことはしない。マイクを持って歌い始めた・・・何を考えたのか、え?谷村新司の「昴」!??

♪あぁ 砕け散る宿命の星たちよ
♪せめて鮮やかにその身を終われよ

あのさ、お祝いの席なんだよ。
本人も、歌っていて、まずいと思ったのか、汗だくで、どうにか歌い終わり・・・、以来、我が実家では、夫の前では「昴」は禁句となった。
せめて、「結婚しようよ」くらい歌えなかったんだろうか。


お通夜だというのに、姉、私、妹が揃うと、どうしても賑やかになってしまう。受付で、久しぶりに弟の子供たちに会って、感動のご対面のような挨拶をし、初めて見る弟の孫に、「わー、そっくり!」と声を上げ、不謹慎でごめんなさい。
ただ、すっかり白髪になったクミちゃんのお母さんが、私達3人が並んでお焼香するのを見て、少しうれしそうに頭を下げてくれたのに、私は気づいた。いろいろな事情もあり、心配もしていたのでしょう。決して楽ではない生活、胸を痛めることも多かったに違いない。
大丈夫、私達三人は・・・妹は決別するような形で家を出てしまったけど・・・ちゃんと、クミちゃんを大事に思っているよ。

お葬式に行く。それは、義理でもなんでもなく、残された者達が、心に火を灯すためなのだと思う。

弟の娘、つまり姪は、もう10何年も会っていなかったのだと思う。「電話の声が、ちっちゃい姉ちゃんそっくりなんだよ」と苦笑していたけれど(悪かったわね!)、実際会ったら、私に少し似ていた・・・


それにしても大船駅!40年ぶりに降り立った大船は、別世界に迷い込んだのかと思うほど、大きくなっていた。ルミネがある!昔は、駅の売店で、鯵の押し寿司「あじさい弁当」くらいしか売っていなかった。
結婚して、夫と住んだ大船は、反対側、観音様の方だったけど・・・何があったんだろう。まだ小さかった長男と、駅でひと休憩するハンバーガー店、「ドムドム」という名前で、マイナーだったなぁ・・・
「大船は東海道線、横須賀線、両方止まるんだ」というのが、夫の自慢だったけど、なに、あのホームの数!どこから乗っていいのかわからないじゃないの。

だからどうということは

甲状腺の奥に副甲状腺という米粒の半分位の小さな器官がある。その一つが腫れているそうな。
術後の定期検診でお世話になっている医師が、血液検査から見つけてくれた。内科に回され、副甲状腺亢進症という病名がつく。
薬等では治療できず、完治には手術しかないということで、某超有名な専門病院に紹介された。
怠い、疲れやすい、カルシュウムをコントロールする器官なので、骨折しやすくなる、結石もできやすい・・・以前なら、「老化」で片付けられた病気とも言えない病気だ。医療が進み、検査で見つかることが多くなったのですよね。

その「とっても混んでいる病院」は、評判だけのことはある、と受診して感じた。待ち時間はとっても長いけど、だいたいの目安は教えてもらえるし、携帯でもわかる。その間、どこに行こうと食事をしようと勝手にできる。表参道だから、散歩に行く場所には事欠かない^^
患者が多い分、職員さんも多い。にこやかにテキパキとよく訓練されてるなぁ、と感心するし、担当の女性医師の説明は細かく丁寧で、気持ちいい。
3度目の受診は、途中休憩を挟んで3時間にも及ぶアイソトープがあったけど、検査が終わって、もう一度診察に戻ったら、大勢の患者さんが待つ中、すぐに呼んでくれて、「長い検査、お疲れ様でした」・・・医師からそういう言葉をかけてもらったことは、ないような。
で、経過観察するには、カルシュウム値が高く、骨密度も下がってきている、その原因も特定できているので、やはり取りましょう。手術ということになった。

放っておいてもいいような気がするけど・・・今すぐどうということもないのだし、誰だって年取れば、体力も落ち、骨も弱くなる、でも・・・ここまで来て、治療しません、というわけにもいかないし、転んで骨折でもしたら寝たきりの第一歩だ、子供たちに迷惑をかけるわけにはいかない。出来ることはしておかないとダメだよね。

簡単な手術なのかもしれない。けど、喉って嫌よね。一応全身麻酔らしい。嫌だな。麻酔から醒めたあと、ボケたらどうしよう。何もしたくないな。面倒だな。静かにしていたい。
医療費も馬鹿にならないんだ。市民病院での外科、内科、ここでの再検査、血液だのエコーだの、3回も同じような検査を受けた。今回は、アイソトープだけで、2万なにがしかも払った。国や市から様々な補助があるのはわかっているけれど。
入院係さんが、私の生まれ年を見て、親切にも、「70歳になるまで待てば、費用も安くなりますよ」・・・でも、私11月なんです。丸一年もある。これが、2,3ヶ月の違いというなら待ちますが。

第一、その日の入院・手術になったのは、先生の取り計らいもある。一般病室は7月まで空かないというのを、春までにはという要望を出してくれて、「枠」を使うことになったのだとか。手術まで間が開くけど、急に数値が上がることもあるので、受診は毎月して下さい、とも言われている。
なのに、安くなるから一年後にしてください、なんて言えるわけないじゃん。

というわけで、4月半ばに入院・手術です。
楽しみにしていた「遠くのお花見」は、パス。
拓郎のツアーがあったとしても、4月じゃまだ始まらないだろう、というのが救いかも。

子供たちにLINEをしたら、今からその日に休みの申請しておく、とか、娘は一人で上京する口実になるから行くよ、とか・・・世話をかけて、ごめんね。
このまま何もせずにいたい、とか、貯金が減るとか、そんなこと言えるわけもない。「お世話になります」と言うだけだ。
愚痴は、ここでこぼすしか。

子供に弱音を吐かないのも、主婦の仕事じゃん。
洗濯物がどうだの、掃除、料理だの、女の役目はそういうことじゃない。家にいる女は泣いちゃいけない、家事よりも大切なことだ・・・・ま、ヒスはよく起こしたけどね。

ほんとは、お花見のこと書きたかったんだけど。明日にしましょ。

その4 またね。熊本。

朝食は、ちょっと豪華にホテルのモーニングブッフェだ。
普段朝は、コーヒーとパンで済ませるのに、どうして旅先では、ご飯を食べてしまうのでしょう^^

今は、どこのホテルでも朝食はバイキングというところが多いけど、ここは一味違うのかも。
地元の特産品が並ぶがコーナーある。
なるべく地元のものを食べていこうと思うのに、フレンチトーストに目がいってしまう。パンも美味しそうだ。パンなんかさ、どこでも食べられるんだからよしときなさい。
まずは、和食で行こう。あれもこれも、一口ずつ。だご汁は、味噌味で、だごは、ころんと丸かった。味噌汁代わり。やっぱり牛乳も飲まなくちゃ。高菜も食べなくちゃ。辛子蓮根やぐるぐるを、もう一度。お魚も美味しかった。
通りの見えるカウンター。今日もお天気良さそうね。
食後に、コーヒーと、ヨーグルトと、もう一度山盛りの生野菜と・・・やっぱりフレンチトーストを食べてしまったT_T

胃の手術をしたあと、ランチバイキングに行くことがあったのです。まだ食事制限があった頃で、たくさん食べられないのに・・・と思ったけれど、むしろバイキングの方が、合っていること発見!
食べられるものを、食べられるだけ、マイペースで食べればいい。まだOKの出ていない食品は取らなければいいのだし、残してごめんなさい、ということもない。
食べるのが遅くて、困らせることもない。元を取ろうなんて考えないからさ^^
市内に、時間制限もなく、3時過ぎまでずっとお喋りしていられるシティホテルのランチバイキングというのがあって、お客はおばさんばっかりなのだけど、友人と会うときは、そこに行っていた。
今は、普通になんでも食べられるから・・・量を多く取れないのは、年のせいT_T
別の意味で、こういう素敵なホテルのブッフェは、気持ちが豊かになって、うれしい。

市電は、どっち方面に乗るのか、確かめておいたのだけど、一応、駅に行くのは、どっちに乗ったらいいですか?と、チェックアウトの時に聞く。これも会話、挨拶だわさ。
市電は、何とも言えず、旅に来た!という情緒感でいっぱい。「花畑」は、はなばた、と読むんだ。
(後で、娘に、あなたのところは「おはなばたけ」だったよね、と言ったら、「はなばたけ!お花畑じゃ、おめでたすぎるでしょう」と言われた^^;)
「慶徳校前」。。慶徳高校という高校があるんだ、と思い込んだら、小学校なのですって。「祇園橋」。。なんで祇園なんだろう。どうでもいいことをボーっと考えていたら、熊本駅。
駅は、昔ながらの駅、とう感じで、ん?新幹線も通ってるのに?・・・在来線側と新幹線側があるのですね。新幹線側は、さすがに近代的だった。

掛川駅もそうでしたよね。新幹線で降りて、私たちは、わざわざ通路くぐって、在来線側に行き、写真を撮ったものでした。
私は、掛川にはバイバイしたから。拓郎ライブでもなければ。

九州新幹線は、あえて「つばめ」にしました。熊本始発だったから。「さくら」より時間がかかるけど、ほんの少しの時間だもの。
「つばめ」にした、と娘に言ったら「椅子ふかふかだよ」・・そうなの?始発の方が熊本っぽいかな、と決めただけなんだけど。
乗ったらわかった。

今人気の豪華列車には届かないけど、特別仕様なのですね。新幹線じゃないみたい・・座席も2つ2つだ。
座り心地も良く、ゆったりできる。

ファイル 53-1.jpg
結構混んでいた。人のない場所探して撮ったので、中途半端な写真になってしまった。


車内にあった情報誌に、「古町と新町」という特集が載っていた。
さっき通った「慶徳校前」で降りたら、「古町」に行けたんだ。少し歩けば「新町」。
写真にはレトロでモダンな店が並ぶ。そのお店でお酒を買いたい、そこの居酒屋で飲んでみたい。(お酒ばっかT_T)
その書店で本を選び、お茶を飲みたい。川、見たいね。洗馬橋・・・センバヤマにはタヌキがおってさ・・・センバって、こう書くんだ。馬を洗う、か。千の婆さんじゃなかったT_T

その城下町のことは、教えて頂いていたのだけど、時間がなかった。
今度、行きたいな。また熊本に来なくっちゃ。娘達が九州にいるうち・・・いつまで九州にいられるのかなぁ、あの子達。


改札で、娘達が待っていてくれた。
そのまま夕食の買い物をして、お昼に行く。
すぐ近くのうどん屋さん。タモリさんも言っていたけど、福岡のうどんは柔らかい。
讃岐うどんに慣れた孫は、初めて食べたとき「なんだ!これ!」と言ったそうだけど、今では、その「なんだ、これ」が、
すっかりお気に入り。
私も、もう一度食べたかった。ごぼ天入の、柔らかいうどん。お昼は、それがいい、とリクエストしておいたんだ。

夕食は、孫たちのリクエストでカレーライス。
おばあちゃんのご飯が美味しいと言っていた孫たちも、お母さんの料理が一番、に変わってきている。
娘に、カレー、作らせた。せめてものフルーツいっぱいの豪華サラダは、私が作る。
「いってらっしゃい!」「ドリカムがんばってねー」・・・もうみんな大きい。泣くこともなく、お父さんお母さんを送り出す。ドリカムの何を頑張るんだか。

親がいなけりゃ、子供はいい子だ。パクパクとカレーをきれいに平らげ、たくさんお話をしてくれて、粘土で遊び、折り紙をして・・・首の三つある鶴、というのに挑戦したけど、折り方の図だけではよく分からず、私は途中でリタイア。5年生の孫(女の子)は、ああでもあない、こうでもない、と折ってみて、出来た!折り紙でも孫に敵わなくなった。パズルでも敵わないけどね。
後半は、手抜きで、テレビの録画を見せ、私は、読み止しの本を読む。平和だ・・・

その3

ホテルにチェックインするまでの間、少しあたりを散策してみよう。
「上通」、何が違うのだろう。落ち着いた感じがするのは。あ、足元!中央に濃い茶色の細長いタイルが並んで、周りに薄めの茶色。ホテルの廊下のような?写真も撮らず、記憶もぼんやりだから、説明できないけど、なにかシックなのでした。両側に並ぶお店も、賑々しさがないのですね。さっき行った「下通」の方が、日常的なような。

昔好きだった某商店街は、今は、ファーストフードやチェーン店の賑々しい看板が並び、まだ残っていると安心していた店も、いつの間にか姿を消し、ブームの店には、長い行列・・・私などが行くところではないな、と、たまに都心に出ても足を向けることはなくなった。
私の生まれ育った小さな駅の商店街も、代が変わればビルになり、お菓子屋さんもお茶屋さんも、パン屋さんも、皆、後を継がなかったから、1階は貸店舗。行ったって、そう懐かしくは・・・かくいう私の実家も、上を住まいにして、1階は美容院が入っているんだけどね。
勿論、熊本の商店街も中に回れば、様々な事情を抱えているのだろうけど、地方の中心都市のアーケードって、一極集中!みたいなところ、あるじゃない?それが、決して観光客目当てではない、揺るがない佇まいを保っているのは、すごいことだと思う。

一本横の「上乃裏通り」というのも歩いてみる。
若い人がやっている面白い店もあるそうな。安売りワゴンの中に、可愛いブラウスを見つける。買っちゃおうかな・・・。待てよ。旅行の目的が違う。
この前娘に、買ったけどやっぱり私には若すぎるからあげる、とTシャツを送ったら、「もう○○才なんですから、考えて買いなよ」と言われたばかりだし^^;でも、何か掘り出し物があるかもしれないと引っ掻き回していたら、お店の人が出てきたT_T引っ込みがつかなくなって、お店の中にいれてもらう。
アクセサリーや置物や・・・伸びるビニール紐のようなもので編んだ指輪があった。50円!これ、孫のお土産にしちゃおう。ふと横を見ると、3センチほどの小さなフクロウの置物が目に付いた。5体あって、一つ一つ表情が違う。これ、「夫のふくろうコレクション」の仲間にしよう。一番可愛いのを、ひとつ選んだ。
フクロウ見ると、すぐ買っちゃって。「フクロウお好きなんですか。私も大好きです。」しばし、ふくろう談義に花が咲く。「フクロウを腕に乗せてもらったことあるんです。こんな革の防具を腕につけて」←お店の人。怖くなかったですか?私は、夫が・・・だから、私、おしゃべりじゃないってばT_T

ファイル 52-1.jpg


 家に帰って、出して見たら、
 そんなに可愛くなかった。
 どこの国の物なのか、聞いたけど、忘れた^^;


ホテルの部屋に入って、まずすることは、スマホの充電^^; 大丈夫、ちゃんと充電されている。100均も捨てたもんじゃない。
今日の夕食は、友人がお店を予約してくれている。何品か料理の注文もしてくれているらしい。行くのは私一人だけどね^^
その前に、熊本城見てこなくては。
一時間あれば、行って帰って来られるかな。一時間半あれば十分よね。

なんだって行き当たりばったりの私も、ちゃんと時間見て、計算して行動することが多くなっているのです。環境の変化もあるし、年のせいもあるし。
それに、旅行は計画しているのが楽しい、というところもあるよね。行きたい場所をピックアップして、電車やバスを調べ、地図に印を付け、どこにどうやって行こう。こうやって回れば、こことあそこに行けるかな。一日に数本のバスを待つのも、予定のうち。それに、どうせ私は一人。ツアーで知らない人と回るのは面倒くさい。今は、おひとり様歓迎のツアーもあるようだけど、そうまでして見たい名所旧跡あるでなし。

ファイル 52-2.jpg

今回は、「熊本用ノート」を作り、日程を書き込んだり、時刻表、地図を印刷してベタベタ貼ってみたのです。
カバーをつけたら、2mmのボール紙を使ったので、程よい台代わりになり、メモするにもしっか書けて便利でした。今度拓郎のライブがあったら、これでメモしてみちゃったりして。

CacampusノートのB6(128×182)を入れ替えできるようにした。栞紐に、刺繍糸を撚って、タッセル作って。我ながら良く出来た!地味だけどね。

スマホの地図を見ながら歩くの、苦手なんです。スマホの画面と体の向きが同じにならなくて、逆か、と向きを変えると、スマホの方も回っちゃって、すごーく遠回りのルートが出てきたり。
これ、監獄のお姫様で、「馬場かよ」がやってたよね^^;
監獄のお姫様、録画して見ているのです。愛子さん出ているからじゃないよ。拓郎が好きなものはなんでも好き、と言ったって、近頃の拓郎の「愛子さん話」にはついていけない・・

というわけで、ノート持参で地図を見ながら行った。
熊本城って、こんな近くにあるんですね。バスを降りたときも、前方に見えていたけれど。
ここは、ほんとの城下町なんですね。だから、街が大人の感じもするのかな。
今は熊本城も修復工事中で、中に入れないから、加藤神社から、その様子を眺めます。神社までは、ゆるい坂道を登ってゆく。あたりは、とっても落ち着いた雰囲気で、例えは悪いけど、東京の高級な住宅街の坂を登っている感じ。こんなに広いんだ・・・ぐるっと周りを巡っていると、改めて、その大きさを感じます。
今まで、旅先でお城があれば、当たり前のように行っていたけれど、こんなに静かにお城の存在を感じたのは初めてです。
ファイル 52-3.jpg

降りてきて、市電が通るのを眺める。賑やかです。明日は、あの市電に乗って駅まで行くのです。
芝生になってるところは、電停なのかと思っていたら、違うんですね。道路の真ん中、ここを市電が通るんですよ、という印になって、自然の緑がいい感じ。
高知、長崎、広島・・・私が路面電車に乗ったのは、西の方ばかり。
子供の頃、オリンピックまでは「都電」があったけど、私には縁がなく、たまに友達の家に行くのに乗ろうとすると、どこから乗っていいのかわからず、まごまごしてた。降りるときも、車ビュンビュンで、上手く渡れない^^; 流れる道路での真ん中で、島に取り残されるドジみたいだった。

ホテルに戻り、少し休んで着替えます。
私のお洒落なんて、たかがしれているけれど。一人で食事するだけなのだし。でも一応・・・赤いにしようかグレーにしようか、少し迷って、大人しく見えるようグレーを持った来たんだ。もしかしたら昼間の服、スニーカーのままでもよかったのかもしれないけど、変なのが来た!と思われても困るから、無難で行こう、と思ったの。
店主さんが、カウンターの端から二番目の席にを勧めて下さった。今の私には飲みきれないのをわかって、「生」を注文する。まずは生ビールが美味しいよね^^

「辛子蓮根とグルグル」
辛子蓮根、中の辛子が、まだほんのりと暖かく、柔らかくて、とっても美味しかった。辛子蓮根て、ほんとは、こういうのだ・・・

プロの料理人さんの前では、恥ずかしくて、とても言えなかったけれど、昔、辛子蓮根を作ったことがあるのです。40年以上も前。
まだ情報も行き届かず流通も発達していなかった時代です。熊本には、カラシレンコンというのがあるらしい。美味しいのかな。味、見当がつきませんでした。ある日、雑誌に「辛子蓮根」の作り方、というのが載っていた。
これだ!作ってみる。
昔はレンコンも、今のように小ぶりでなのは出回ってなくて、とても大きかったように思います。
辛子、おから、味噌も入れたのかな。辛子はチューブでなくて、粉末でした。その辛子の黄色い粉がねぇ・・・練っていると、辛さが鼻にツンと来て、目にも来て、涙ボロボロ。うーっ、しんど。ようやく辛子味噌らしきものが出来れば、それを穴に詰めるのが、また一苦労。逆さにしてトントンしたけど、なかなか入っていってくれない。上と下から入れても、真ん中が空いてしまう。箸でつついて押し込んだり。
揚げるったって、一本丸ごと・・・箸で転がしながら、つきっきりで揚げた。どのくらい揚げたらいいのかわらない・・・ようやく出来上がった山盛りの辛子蓮根、食べてみたら・・・わけわからない、ただやたら辛いだけの、可笑しなものができてしまったのでした。これじゃ、おかずにならないわ・・・急いで、玉子を焼いたのか、肉を炒めたのか・・・
これは、結婚前だったことは確か。夫がいたら、多分、叱られていた・・・
その日、出して頂いた「辛子蓮根」は、全くの別物でした。家に帰ったら、作ってみようかな・・・性懲りもなくT_T

「グルグル」・・・ネギのグルグルという名前でしたっけ。
茹でた細い青ネギを、ぐるぐるっと巻いて、酢味噌のようなタレがかかっている。
歯触りが、とてもいいのです。ネギもこんなふうにすると、一品になるんだ・・・とっても気に入りました。
家でも作ってみようかな・・・また、出来もしないくせにT_T

五月のお節句に、菖蒲湯にしたのです。
夫が喜んでくれると思いきや、お湯から上がるなり、葉っぱがベタベタ体について気持ち悪い・・・。菖蒲知らないの?そうじゃない。夫の実家では、菖蒲を縛ってお湯に入れるそうな。
適当な長さに折ってたたみ、余らした葉っぱで、周りをグルグルっとして、端を中に入れる。電気コードなどそうするでしょ。あんな感じ。それで、体をこすったりする。体に葉っぱがまとわりつくこともないし、片付けも楽。
ふうん。それから我が家は、グルグルした菖蒲を入れるようになったのです。

熊本の「グルグル」を食べながら、そんなことを思い出す・・・だって、縛り方おんなじだったのですもの。これも、お店では言えなかったでしたT_T


「馬刺し」を出して頂きました。
霜降りと、赤身と、たてがみと。なんとも言えず、美味しかったです。

ほんとは、九州のお醤油、ちょっと苦手なんです。でも、その甘さと濃さが、馬肉の旨みとよく合っていた。関東のしょっぱいお醤油では、違うのかもしれないですね。
「たてがみ」は、見た目、真っ白なラードのようなホワイトチョコのような。5ミリほどの厚さで、小さな四角に切ってありました。
口に含むと、固いのかな、と思った瞬間、すっと溶ける、というか。包丁の切り口というのも大事なんだろうと思います。

お酒は、熊本の日本酒にしました。最初「甘口?」と思ったんです。柔らかいから。でも、飲んだら、辛口なんですね。大好き、こういうお酒。
馬刺しに地元のお酒。幸せです。
店長さんも、アルバイトの女子大生さんも、気を配って下さり、会話も弾み、というか、私が一方的に喋ってm(_)mとても楽しいお酒です。
やっぱり、こういう食事は一人じゃない方がいいな、と思います。

夜、こんなふうに飲みながら食事をするのって、どのくらい久しぶりでしょう。拓郎のコンサートもないのだし。
今、お付き合いのある手芸の友達、体操仲間、町内の知り合い、夜出かけて飲みましょう、なんて人、一人もいない。
昔の友達も、会うのは昼間。ランチでビールをグラスに一杯、がせいぜい。
オフ会がある時は、楽しいお酒が飲めた。でも、それをセッティングするのは毎回私で、私がそれをやめたら、そういう機会が全くなくなった。私って「実は」人気無かったんだ、と思い知った次第でありますです。

予約して、お店の方にいろいろお願いしておいて下さった友人に、心から御礼を言わなくては。
こんなに素敵な夕食の機会を与えて下さって。

馬肉を細く切って、納豆とうずらの卵を乗せたものが出ます。
熊本でも納豆食べるの?
「もうちょっと、お醤油かけよう。」「あ、かけすぎた!」なんて一人でブツブツ言っている私を、店長さんは、どう思ったでしょう。
美味しいですと、言えよ、私。
でもさー、そんなに一口毎に、にっこり笑って「美味しいです」・・・言えないよねー。
だからと言って、バイトの女子大生さんと、竹内涼真の話で盛り上がることはないんだけど^^;
菅田将暉も好き、と言ったら、「チェック細かいですね」。菅田くんのお父さんが拓郎ファンでね、なんて言えないじゃん。

その学生さんは4年生。就職も内定しているそうで、この店で4年間ずっと働いて来たのだそう。途中でやめないで偉いです。こういう接客業で働いたこと、きっと社会に出て役に立つよ。基本は、人との付き合い、接し方だから。偉そうに講釈たれます。自分は、付き合い下手なくせしてねー。
「おかげで、入社の面接の時も、あがらずに、ちゃんと受け答えできました」・・・店長さんの教育が良かったんじゃない?と、ここで店長さんを持ち上げる私。

「あと、だご汁と高菜ご飯が出ます。」

なんて呼んだらいいのだろう。マスターじゃ変だし・・・名前で呼ぶわけにもいかない。バイトの学生さんが店長さんと呼ぶから、やっぱ、店長さんか。
店長さんではない、もっといい呼び名があるような気がする、素敵な料理人、「店長さん」でした。
多分、その店は、郷土料理の店というわけでもないのだと思う。創作ダイニングと書いてあった。
熊本が初めてだという私のために、郷土料理を取り揃えて下さったのでしょう。辛子蓮根も、さっき作りました、とおっしゃっていた。「辛味、どうですか」と聞いてくださった。
3種類の馬刺しも、特別だったのかもしれない。
心を込めて作って下さって、ありがとうございます。

ダゴ汁は、お醤油味で、ダゴ=お団子は、スベスベとよく練ってあって、手で少し薄く伸ばした感じ、丸くないの。
子供の頃、「すいとん」が好きだった私には、うれしいお汁です。
高菜ご飯も、高菜が細く切ってあって・・その切り方が繊細。油で炒め、ご飯と合わせて・・・とっても美味しかったのです。
けど、悲しいかな。私には、もうお腹いっぱい。
残したくないなー。せめて、だご汁は全部飲もう。高菜ご飯、半分残してしまいました。ごめんなさい。
量が多いと言うのじゃないんです。考えられた品数、量だと思います。ただ、私が食べられない・・・T_T
もう一品、店長さんお得意のお料理を注文できたら良かったのに。お店の人気メニューNo1はどれですか、伺って、注文したかったです。
あーあ、あんなに勝手に喋らず、店長さんに、たくさんお話して頂けば良かった。
もう一度行く機会あるかしら?
一期一会と言う。だから人との出会いを大切にしましょう、という使い方もあるけれど、料理は一回きりの勝負。また同じものにはお目にかかれない。一期一会なのです。

今思うのは・・卒業するという学生さんに、お花を贈りたい。

帰りにコンビニで、缶チューハイを一本買いました。昨晩、缶チューハイがあったらいいな、と思ったから。
でも、それ、冷蔵庫に放り込んだまま。いつの間にか眠ってしまった。

その2

早起きをして、明けゆく空を眺めながら、のんびり露天風呂に入ろうと思っていた。
阿蘇の朝の空気はどんなでしょ。お風呂の中で思い切り吸い込んで、のびーっとするんだ・・・

だけど、朝起きたら、朝風呂の自信がない。昨晩、ちょっと調子悪かった。やっと治った風邪が怖い。お風呂はやめたほうが良さそう。
朝ごはんを食べながら考えた。阿蘇神社に行くバスまでの時間を、ただ部屋で潰すなら、いっそ、早いバスで行ってしまったらどうだろう。
そしたら、慌ただしく参拝して、お水を汲んで、熊本に行きのバスに間に合わせようと、時計と睨めっこしながらせっせと歩かなくて済む。のんびり散策して、カフェでお茶くらい飲めるかも知れない。
同じぼんやり過ごすなら、ホテルの部屋より、神社の境内の方がいいよね。
バスの時間を調べる。
7時40分のバスがあった。8時ちょっと過ぎに着いてしまう。早すぎるかなぁ。早すぎることはない、遅すぎるバスよりも??
まだ7時前。30分あれば支度は出来るわ。そうしよう。

バスの乗客は、また私一人だ。途中で高校生らしき女子が乗って、駅前で降りた。
敢えて阿蘇神社まで乗らず、手前の宮地駅で降りることにした。時間が余るから、どんな駅なのか見て、そこから歩こう。
コインロッカーがあったので、荷物を入れる。

ファイル 51-2.jpg

実は大荷物だったのです。孫達リクエストの「東京バナナ」を二種類、空港で買って持ち歩いていた。夕食のための着替えと、明日の分と、念のためのセーターと。
草千里では、キャリーバック引っ張っていたら、車輪で馬の糞を踏みそうになった^^;
バッグ一つの身軽になって、サー、出発。
迷うといけないので、わかりやすい県道?を歩く。ただ、どんどん真っ直ぐ歩く。そろそろかな?不安になったところで左に曲がったら、駐車場のような所に出た。インフォメーションセンターがある。

正直、これが阿蘇神社!という感慨は、あまりなかった。
地震で潰れたという楼門も、すでに解体されているのでしょうか。あたりは立ち入り禁止になっている。
シートで覆われ、工事が進んでいるのは?・・・その様子を写真に納めたとて、うまくいえないけど・・・何を報告するというのでしょう。

仮拝殿で参拝をし、おみくじを。今時は、どの神社でも、趣向を凝らしたいろんな「おみくじ」があるけれど、私は100円のごく普通の。200円のしか置いていない神社では、やめる^^;
去年行った藤の花で有名な神社では、藤の種をいれた「おみくじ」があるというので、楽しみにしていたけど、1000円もするので、やめた^^;
おみくじ、好きなんだ。信じるとか信じないとかでなく、その時の指針にする。案外ほんとにそうだ、と思われること書いてあるんだよね。たまには自省しないと。

湧き水が、とっても美味しかったんです。友人の言うとおり。昨日のバスの運転手さんの言ったとおり。
空のペットボトルを二本用意してきたので、詰める。
門前町商店街は、9時からだと書いてあった。行ってみよう。珍しい横参道というけれど、私の印象では、奥という感じ。参道というと、まっすぐ神社に向かう道、という思い込みがあるから。

「水基(すいき)巡り」というのもあるのだそう。あちこちのお店の脇に、思い思いの名前をつけた水飲み場がある。水基によって、味が違うのかなぁ。風情もあるし、可愛い。飲み比べもいいかもね。
ファイル 51-3.jpg

買いたかった和菓子もあったのだけど、探して行ったら、お店締まっていた。平日の朝、訪れる観光客も、少ないのですよね。だいたい、私の行動パターンが、人とずれているのかも。
お店は開いていても、まだ火が入っていない感じだったり。後で訪れたお菓子屋さんでは、開店時間を遅らせているお店もあると言っていた。
女学校跡、名前もわからない小さな神社、湧き水をパワースポットと呼ぶのは、どうなんでしょ。あちこち、「水を片手に散歩する」(泉谷さんの歌は、何を片手に?)
震災から一年目の春、この門前町商店街でお花見を催した時の写真。満開の桜と人々の笑顔と・・・大きな大きなポスターが貼ってあった
来年の桜も見事に咲きますよう。

「たのシュー」という有名らしいシュークリームの店が、美味しそうな香りを漂わせていた。入ってみると、イートインのスペースがある。お勧めのウインナーコーヒーと出来たてのシュークリームを注文する。
「クリームが溢れやすいので気をつけて」紙にくるまれ、手渡されて小さなシュークリーム。130円。あら!美味しい。皮が柔らかく、上にサクッとした粉がかかっていて、クリームが何とも言えない。ペロッと食べて、すみません、もう一つ下さい。
地元なのか、買いに来ている人がいた。私も娘達に買って行きたいな。喜ぶだろうな。無理よねー。代わりに、日持ちのしそうなお菓子を包んでもらう。

もう一度神社に戻り、飲んで減った分だけ、水を足す。
門前町にも、あちこち水があるみたいですね。私がそう言ったら、昨日のバスの運転者さんは、何もそこで汲まなくても、せっかく神社まで行くんだから、神社の湧き水にしたらいい、と言ったっけ^^

インフォメーションセンターの近くにいたおじさんに、念のため宮地駅までの道を聞いたら、私が来た道を教えてくれた。知らないふりして、お礼を言う。
「けど、2,30分はかかるよ」あんたのその足じゃ、と言いたげ。そんなにかからないわさ。来たんだから。健脚ではないけれど、私がせっかちなの、知らないなー。
結局、車ブンブンの風情のない道を歩いて駅に戻る。
コインロッカーから荷物を出す。水を二本と、買ってしまったお菓子、荷物が増えた!

熊本に行く「やまびこ号」のバス停は、駅前でなく、大きな通りのソフトバンクの前あたりだというのを確かめていたから、余裕です。私もやるじゃん、今日午前の行程に満足していたら、あ!スマホの充電器、ホテルに忘れてる!
荷物を探るまでもなく、はっきり、「私は入れていない」と確信する。こういうの、確信というんだろうか・・・T_T
真後ろのソフトバンクに飛び込む。3890円と4千いくら?勿体無い、家に帰れば、息子が沢山持っている。どこか安いので間に合わせよう・・・「正規品じゃないと、ちゃんと充電できないことありますよ」お店の人はそう言うけれど。
スマホはひとまず低電力モードにしておこう。

少し遅れてバスが来る。なんとなく、空港から阿蘇を経て熊本という感じがしてしまうけど、空港から右左なんですよね。空港までの道をバスが戻っていると、帰るみたいで、「さよなら」 また阿蘇にくることあるかなぁ、と、少ししんみり。

熊本市内は、さすがに都会です。
「水前寺公園前」で降りて、水前寺成趣園に行くつもりだったけれど、行き交う車を見ていたら、バス通りを渡って行く元気がなくなる。朝、張り切りすぎたかな。スマホの充電も気になるし。そっちをどうにかしよう。こういう時は、たぶん、駅まで行くより、通りで降りた方が用が済む。
水前寺公園には、また来る機会もあるかもしれない。パスして、「通町筋」で降りることにする。
バスを降りると、右と左に商店街、目の前は熊本城?クレーン車の先っぽが見える・・・その前に、この荷物を持ったままお昼ご飯は、どうもね。困ったときの百貨店。「鶴屋」に飛び込む。熊本の老舗デパートだ。
「コインロッカーなんてないですよね?」「あるんですよ。」にっこり笑って、案内のお姉さんが場所教えてくれた。通りに面して100円のコインロッカーが並ぶのが、とっても親切なような気がする。

右手の「上通」は、あとで行く。左手の「下通」に行ってみる。ダイソーがあった。コード100円と充電器200円を買う。合うかわからないけど、iPhoneにも使えると書いていあるから、たぶん。ひとまずこれで。

上通のアーケードが切れた先、シャワー通りというらしい。3年くらい前に読んだ絲山秋子の小説「離陸」に出てきた。アーケードの屋根が切れているから雨が降ると、濡れる、だからシャワー通り。
その「離陸」は、場面場面がとっても好きだった。ストーリーは、疑問なところもあるけどね。小説の中で、熊本は、どうして出てきたのだっけ?その時から、「シャワー通り」が気になっていた。
きっと、通りって、その名前で呼ばれた時から、それになる。センスある名前が付くと、センスある通りになる。素敵だよね。「シャワー通り」


熊本に行こうと思った理由の一つ、紅蘭亭の「太平燕(ターピーエン)」が、今日のお昼だ。楽しみにしていた。
混み合うというから、昼のピーク時を避けて、もう少し後、と思ったけれど、1時少し前、大丈夫でしょう。待つのは、昨日バス停で散々待ったから慣れた^^;
下通の本店は、改装でお休み。上通店に行く。すぐにわかった。お店の名でわかったのでなく、大きな「太平燕」の旗が目に飛び込んできたから。
一歩入ると、グリーンの椅子とテーブルが置かれたガーデンスペース。リゾート地みたいだ。奥にある店は、やっぱりお客さん、多そう。椅子が並べられ、何人か座って順番を待っている。
紙に名前と人数を書く。よくあるあれだ。「店内」「ガーデン」「どちらでもいい」に丸をするようになっている。私は「どちらでもいい」に丸をした。お店の様子も見たいけど、外のガーデンで食べるのも気持ちよさそうだったもの。
それほど待つこともなく、名前を呼ばれた。

店内に入る。あちらのソファの席にどうぞ。込み合っているからといって詰め込んだりせず、ゆっくり座らせてくれる。黒いチャイナドレスの女性が、ポットに入った烏龍茶を持ってきてくれた。湯呑がほんのり暖かい。
「太平燕」と、食後に「杏仁豆腐」を注文して、店内を見渡す。家族連れ、お年寄り、私のような一人客、友人同士、くつろいだ雰囲気で食事をしている。この雰囲気は、どこが違うんだろ。ファミレスのようにワサワサしてなくて、高級店のように取り澄ましてもない。
メニューからして、ごく普通の中華料理だ。奇をてらったところのない、流行に乗った押し付けがましさもなく、こういう料理で賑わっているって、羨ましいな、と、親戚に飲食店を経営する人が多かった私は感心する。
お客さんの服装が違う。特別なお洒落をしている、という感じではないけれど、普段着でさっと来た、という感じでもないの。
「今日は紅蘭亭でお昼にしましょう」前の席、おじいさんおばあさんを交えた家族連れを見ていたら、そんなふうに出かけて来る場面が浮かんだ。

「太平燕」が運ばれてくる。
ファイル 51-1.jpg
簡単に言うと、タンメンの麺を春雨にした感じ。(今は、塩味でたっぷり野菜の入った「タンメン」て、あまりないよね)

スープを一口飲む。野菜は煮込まれているけど、シャキっとしている。麺は細めの緑豆春雨だ。この緑豆春雨がいいのよね。トロンとした春雨は、私に言わせると「春雨じゃない!」

父が言っていた。スープは一口飲んで「美味しい!」と感じるのはダメなんだ、って。
飲んでいって、飲み終わって、「ああ、美味しかった」というのが良いんだ、って。

確かに、最初と最後では、温度も違う。味が変わってくる。
そこまでわかって、最初の一口で「美味しい!」と言える人は、ほんとに味のわかった人なんだろうけど。

私は、正直、最初、少し物足りないかな、と思った。
定食にして、他の料理も一緒に取っていたら、また違っていただろうけど。春雨そのものには味がないからね。
でも、食べて行くうち、このスープが普通の塩味スープでないことがわかってくる。いろんな味が溶け込んでいる。最後の一口、「あぁ、美味しかったぁ」
食べている時より、後で懐かしくなって、また食べたいと思う味。

食べ終わる頃、「デザートお持ちしてよろしいですか」聞きに来てくれた。

「紅蘭亭」の杏仁豆腐は、どんなのでしょう。
小さな菱形に切って、器に入れ、スープ(シロップ)がかかっている。懐かしく、オーソドックス^^

今は、杏仁豆腐も人気らしく、いろいろなものがある。先日も
「全国杏仁豆腐ベスト10」という特集を新聞で読んだ。でも、私の杏仁豆腐は、容器のままスプーンですくって食べるものでなく、羊羹のように切って食べるものでなく、豪華にいろんなフルーツが乗ったものではない。強いて言うなら、中華バイキングに出てくるようなの・・・でも、あんなに甘ったるくない、固くない。食べたあと、口の中の油が洗い流される感じにさっぱりするんだよ。
私は40年以上前のレシピ(古っ!)で作る。でも、そのレシピは、人に勧めても、「たくさん出来て困っちゃった」と言われても、「美味しかった」と言われたことはないのT_T

「紅蘭亭」のは、汁が少し甘く、寒天はほどよい甘さ。そう、その二つの甘味のちょっとの差が美味しいんだ。
寒天と書いたけど、この歯触りは、普通の寒天ではないね。すこーしモチッとしている。赤いクコの実が少々。
シンプルで上品だった。さすが、でした。ごちそうさま。

「SWISS」で、私用に「リキュールマロン」一つ!と、娘達に「三年坂マドレーヌ」を買うのを楽しみにしていたのだけど、来る時見たら、改装中だったT_T
代わりに、レジで、月餅を、私用に買った。

なぜ、「太平燕」というのか。
答えが、お店を出たところに貼ってあったポスターにあった。

   すべての旅人へ

太平嚥はおだやかな海のような味わい
故郷を離れるひとにツバメのように
_いつかもどってこい_というという気持ちを込めて
ともに食するものだという。
こころのありか、それがふるさと
あなたのもとへ、あの人のところへ
あの場所へいつでもそこにもどれるよう。
家路をたどる細いかすかな糸
その向こうにけして消えないともしびがある
リーチングホーム。

行く機会がありましたら、そのポスター、じっくり眺めて見てください。


教えて頂いた話

|SWISSは熊本のトップ洋菓子店で、画家の葉祥明さんの実家です。
|葉さんの実家はもともと中国から帰化した一族で、現在は葉山姓を名乗っています。
|この葉山一族が紅蘭亭という中華屋さんを営んでいて、名物のタイピーエンはJALの機内食に採用されたりもしています。

|現在のオーナー(葉祥明さんの兄弟)のお父さんがSWISSを創業して、おじいさんが紅蘭亭を創業したと記憶しています。
|現在は一族で地元熊本を活性化させるための取り組みを熱心にされています。

このお話をうかがった時から、紅蘭亭で太平嚥、食べてみたいと思うようになったのです。

葉祥明さん。青い空と白い雲、緑の草原と自転車、というと、あ、あの絵?と思い浮かべる方も多いでしょう。
拓郎と同い年みたいです。そのおじいさんというと・・・
遠く、中国から見知らぬ国に渡り 熊本の地に根付き、地元の名士として活躍されながらも ふと思う 忘れえぬ祖国。
震災でふるさとに帰れない人も ツバメに託す思い

嚥は、口偏に燕で、飲み込む、という動詞だよ、と突っ込まないでT_T

ページ移動